椿オイルで顔の保湿！椿油とカメリアオイルの違い・塗り方

どちらも有名！椿油とカメリアオイル

肌や髪の保湿に使う椿油は、冬に花を咲かせる大ぶりで鮮やかな花、椿の種から採取した植物性の油で、日本では平安時代から黒髪を美しく保つなどの美容目的に使われてきました。

一方、ホホバオイルとオリーブオイルと共に、世界三大オイルのひとつともされているのがカメリアオイル。椿は英語でcamellia（カメリア）ですので、カメリアオイルという名称で販売されている美容オイルと椿オイルは同じものだと考えてしまう方が多いのではないでしょうか。しかし実は、この2つはイコールの関係ではありません。

椿油の原料はヤブツバキの種子

皮脂と成分が似ているオレイン酸は、髪や肌になじみやすい上に酸化しにくい油なので、油の酸化による肌へのダメージを防ぎながら、保湿して乾燥から肌や髪をも保護してくれるオイルとなっています。純度100％の椿オイルにはこのオレイン酸が80～90％以上含まれていますので、美容オイルとして昔から長い間使われてきたのです。

カメリアオイルの原料はツバキ科ツバキ属の植物全般の種子

ツバキ科ツバキ属の植物には、ヤブツバキなどの椿の他にサザンカやチャノキといった植物も含まれます。カメリアオイルはツバキ科の植物全般の実が原料になっていますが、特にチャノキの種から採取されることが多いようです。

椿油とカメリアオイルの関係は？

椿油はカメリアオイルの中のひとつであり、ツバキ科ツバキ属の植物の中でも椿の種子を選んで作ったオイルです。一方カメリアオイルは、チャノキの種から搾ったオイルも、椿の種から搾ったオイルも、ツバキ科ツバキ属の植物の種子から採取すれば、いずれもカメリアオイルという分類になります。

クレノア化粧品ではカメリア種子油を使用しております。
クレノア化粧品のエモリエントゼリー（バーム）は、オレイン酸を80％以上含む美容バームです。肌の潤いや水分を保つ効果が期待できますので、ぜひ一度お試しください。

洗顔や化粧水でお手入れを済ませておく

保湿バームには、肌の水分を閉じ込めて蓋をしてくれる役割があるため、基本的にはスキンケアの最後に使用します。しっかり洗顔して水気をふき取った後に、化粧水や乳液などで肌のお手入れを済ませてからバームを使用しましょう。

スプーンやスパチュラを使って取る

バームを容器から取り出す際には、専用のスプーンやスパチュラなどを使用して取り出すのがおすすめです。スパチュラなどを使わずに指で直接中身を取ると、雑菌が繁殖し、バームが変質・劣化する原因となります。使用後のスプーンやスパチュラはティッシュなどでふき取り、清潔な状態で保管しましょう。

バームは手のひらで温めてから肌に乗せる

理想的なバームの使い方は、体温と同じ温度にしたバームを優しく肌に乗せるという方法です。手のひらで温めることで肌へのなじみが良くなります。油脂は温めすぎると酸化してしまいますので、バームの温め方にも注意が必要ですが、温度が上がりすぎない手のひらで温めるのが最適だといえるでしょう。

また、固まっているバームを肌の上で伸ばしてしまうと、皮膚をこすってしまい小じわやシミなどの原因になってしまう場合があります。バームを手のひらで温めてから使うのは、摩擦を避けるという意味でもおすすめの方法です。